キャンピングカーに搭載されている“冷蔵庫”の主流の一つに、“３ＷＡＹ冷蔵庫”というものがあります。この“３ＷＡＹ”とは、“AC100V(120V)電源”、“DC12V電源”、“ガス”の３つのことで、出かける前夜に“AC100V電源”(自宅のコンセント)で十分冷やしておき、運転中は“DC12V電源”(シガーライター)で保冷、そして目的地では“ガス”(ＬＰガスボンベ等)で冷やす・・・サブバッテリーの電力消費量を極力節約できる理想的な使用法です。現在ではポータブルでも性能のいい製品があり大変人気があります。

もうひとつの主流は、“AC100V電源”と“DC12V電源”の２つで作動するAC100V/DC12V冷蔵庫です。家庭用冷蔵庫と同じ“コンプレッサー式”のものがほとんどで、“アンモニア対流式”の“３ＷＡＹ冷蔵庫”よりも、早く力強く冷えるのですが、コンプレッサーの始動音が大きかったり、消費電力量が多くサブバッテリーへの負担が心配されたりしていました。ところが、最近は音も静かで省電力で動くものが増えてきています。

冷蔵庫自体の大きさも比較的小さく、排熱処理のスペースの心配も“３ＷＡＹ冷蔵庫”よりは少ないという理由で、軽キャンパーに積むのにはAC100V/DC12V冷蔵庫が選ばれることが多いです。

ちなみに、画像のエンゲルポータブルAC100V/DC12V冷蔵庫の消費電力量は2.8A。105Ahのサブバッテリーでつけっぱなしで30時間ぐらいはもつのかな？まあ、サブバッテリーへの負担はその時の状況や、サブバッテリー自体の良し悪しにもかなり左右されるので、常に節電を心がけなければならないのですが・・・

最後に上の2つの冷蔵庫の規格を書いておくので参考にしてください。

ドメティックポータブル３ＷＡＹ冷蔵庫

エンゲルポータブルAC100V/DC12V冷蔵庫