軽キャンパーのベース車両には、スズキエブリイ、スバルサンバー、ホンダバモス等の軽バンと、スズキキャリイ、ダイハツハイゼット等の軽トラがありますが、今日は軽バンについて書かせていただきます。（軽キャンパーのベースに使用される軽バンには他に、ダイハツアトレーや日産クリッパー等がありますが、それらはまた次の機会に）

1.スズキエブリイ

エブリイは荷台(居住スペース)の幅が他の2台よりも20～25mm広いです。大した差ではないように思えますが、実際キャンピングカーとして使用し続けていくと、この差は大きいと感じられてきます。

あとは、比較的車両価格が安いので、キャンピングカーとして改造完成後の値段も必然的に安くなります。キャンピングカーメーカーに好んで使用される理由ですね。

2.スバルサンバー（ディアス）

スバルサンバーの特徴は何と言ってもその走行性能です。このクラスで唯一のリアエンジン直列4気筒エンジンで騒音が少なく、4輪独立サスペンションで振動の少なさにも定評があります。

また、ホイールベースも短いので小回りもきき、加速の良いスーパーチャージャーも人気の種です。軽バンのポルシェとまで呼ばれていますね。来年2月の生産中止はとても残念です。

ホンダ バモス

ホンダバモスはそのスタイリッシュな見た目と、選べる多彩なボディカラーが人気です。軽バンに抵抗のある女性もバモスなら乗れるという方も多いとか。

さらに、燃費も3台の中で1番良いとされている上、一番下のグレードでも“キーレス”や“プライバシーガラス”など、オプションも充実しているのがうれしいところ。

車体価格が高いのが少々難点ですが、お客さまからのリクエストは多いのではないでしょうか？

それぞれの良いところがあり“この車が一番いい！”と、言い切れるポイントが見当たりません。車体価格が安く荷台スペース(居住スペース)も広いスズキエブリイがキャンピングカーメーカーにベース車両として選ばれやすい傾向にあるのと、来年の2月に生産中止が決まっているサンバーディアスの後に続く車の動向が、今後のベース車両選びのポイントになってくると思います。