プレスリリース
軽キャンパー ドリームミニ の心臓サブバッテリーシステム
キャンピングカーには欠かせない“サブバッテリーシステム”。車中泊等で停車させている時に使う電力を供給するために、車のメインバッテリーとは別にバッテリーを積み込む訳ですが、キャンプに行く度に満充電させたバッテリーを持っていくのでは効率が悪いので、システム化して車に組み込みます。
それが“サブバッテリーシステム”なのですが、実際につくり上げようとするとかなり困難が多いです。バッテリーは目の前にしてみると結構“でかい”・・・。特に大容量の物だと長さで30cm、幅と高さが20cm前後、重さが20kg前後になるので、まずその置き場所を決めるのだけで四苦八苦。軽キャンパーの居住スペースに可能な限り影響ないように設置して、そこから照明類、水ポンプやFFヒーター等に配線します。
電気を使うだけではすぐバッテリーは空になってしまいますので、次は充電のためのシステムを構築します。ご存知の通り車のメインバッテリーは“走行充電”により常にほぼ満充電の状態です。せっかくなのでその車の“走行充電”機能を使用して、サブバッテリーも充電できるように配線します。
その際、車のオルタネーターから線をつなぐだけでも電気が流れて充電はされるのですが、電圧の高いところから低いところに自然に流れてしまうのが電気です。メインバッテリーの電気がサブバッテリーに食われてしまわないように、切り替えスイッチ“イグニッションリレー”や、電流を振り分ける装置“アイソレーター”or“バッテリーセパレーター”等を設置します。
また、サブバッテリーの劣化を出来るだけ遅らせるため、“バッテリーセキュリティー”を設置して過放電を防ぎます。それに電圧のこまめなチェックも大切になりますので、“バッテリーテスター”を設置する・・・と、このぐらでしょうか。
ちなみに、“走行充電”・“バッテリーテスター機能”・“バッテリーセキュリティー機能”の3つが一つになった“サブバッテリーコントローラー”なる物もあります。
あとは、車内で家庭用100V電化製品を使用するときのために“DC/ACインバーター”を設置したりだとか、車のオルタネーターではどうしても満充電とはいかない容量の大きいディープサイクルバッテリー等のために、帰宅してから使う専用の充電器などあるとよいですね。
うーん、簡単に上げただけでも結構な数の装置が必要ですね。特殊なものがほとんどなため高価な品が多いですし、規格などを間違えて接続するとすぐに駄目になってしまう物もあるので、注意が必要です。
また、壊れるぐらいならまだよいのですが、端子をきっちり締めてなかったり配線を間違えたりで出火する場合もありますし、劣化の進んだディープサイクルバッテリーへの過充電により最悪バッテリーが爆発してしまう事態なども考えられます。設置に関しては専門知識の豊富な方、出来れば経験豊富なプロにお願いするのが賢明ですね。