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軽キャンパー FRPボディ 補修方法

軽キャンパー ドリームミニ

“軽キャンパー”特にキャブコンのボディは、最近は“軽量アルミボディ”の物が増えてきてるように思います。

“FRP”は扱いづらいからでしょうか?ガラス繊維を樹脂で固めてつくる“FRP”ですが、その樹脂は粘性が強く固まると洗い落とすのが大変で、解体する際に出るガラスの粉は、吸い込んだりすると危険です。

とはいえ、粘土のように思う通りに形作ることが出来る素材ですので、特に流線型を意識したボディ形状にはかかせなく、ボディ素材の主流であることは間違いありません。

この“FRP素材”、扱いづらいという上記の理由ゆえか、破損の際鈑金屋さんに修理に出すと“結構お金がかかります”。よし、じゃあ自分で何とかしようと、補修キットを買ってきてトライしてみると、やはり上手く直すにはかなりの経験が必要です。

まず、割れたり穴があいたりした所をむしって、新たにくっつけるガラス繊維がよく噛み合うようにします。そして硬化剤を混ぜ合わせた樹脂で、ボディ面の裏から表からガラス繊維をベタベタッと貼りつけます。この“樹脂+硬化剤の混合の分量も重要ポイント”で、多過ぎると固まった時割れやすくなり、少なすぎると全然固まりません。気温などによっても変化するので慎重に混合しましょう。

穴や亀裂がふさげたら、凸凹の面をパテ埋めします。深い凸凹は厚め用パテで、浅い凸凹はうすめ用パテで塗り固めます。時間が経ちすべて固まったら、ヤスリがけをして表面を滑らかにします。

これで一通り形は直るのですが、最後に最大の難関“塗装”があります。“キャンピングカーの塗装色はオリジナルの物が多く”、当然○ートバックスなどには置いてありません。調合するとなるとプロでも難しいんじゃないでしょうか?製作メーカーさんが分けてくれるのが一番いいのでしょうが、そのようなサービスはあまり聞いたことが無いです。なんとか頑張って似た色を作って、バンパーならバンパーを取り外してその全体を、ドアならそのドア全体を塗装しましょう。最後は気合ですね。

補修作業全体を通じて注意する点は、ベッタベタでくっつくと取り除くのが大変で、“毒性もある樹脂を扱うために必ず手袋をすること”と、固まったガラス繊維が、上に盛ったパテから飛び出ない様にすることですね。なにせガラスの破片が飛びで出ているのと同じですから、知らずに触るとけがをします。

非常に大変な作業ですが、“安く済む&やりがいのある補修”ですので、お好きな方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか?